小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

予防接種

海外に行く方の予防接種

髄膜炎菌ワクチンの予防接種ができるようになりました!

< お知らせ >
髄膜炎菌ワクチンの予防接種ができるようになりました!
当院で接種できます。
髄膜炎菌性髄膜炎は、日本の学校保健安全法の第2種感染症になっています。
発病すると重症例では敗血症から死に至る場合もあります。
アメリカでは11歳から12歳で定期接種をしています。
特にアフリカ中部への旅行、アメリカ、イギリスへの留学の方は接種が必要です。
ご希望の方は電話で予約してください。

海外渡航、海外旅行、留学に備えての予防接種、海外派遣健康診断等をご希望の方へ

桑原医院では、地方公共団体スタッフの海外渡航、企業スタッフの海外赴任、海外旅行、留学等に必要な各種予防接種を実施しております。
海外赴任・渡航が決まりましたら、お早めに接種相談やワクチン予約をお願いいたします。
事前のご予約により、ワクチンをお取り置きいたしますので、ご来院前にお電話にてご予約下さい。
予防接種の接種種類の相談や接種計画、常備薬の処方、海外渡航(旅行)前の健康診断や帰国後の健康診断も行っております。
予防注射はあなた自身を感染病から守るだけではなく、周囲への二次感染も防止します。海外旅行者が増加するとともに、それに付随して起こりうる危険性もまた増加しております。旅行先の情報(伝染病、治安、緊急時の連絡先など)を確認し、万全に準備することが大切です。
当院は海外渡航される方が現地で健やかにお過ごしになられることを願い、健康についてのご相談と予防接種を行っています。

海外渡航者のための予防接種ガイドライン

【A】留学する高校生・大学生〔小学校入学もこれに準じる〕

  1. 母子手帳〔必ず持参〕や学校の記録〔小・中学時のツベルクリン結果〕を確認。
  2. ポリオ〔小児麻痺、OPV(IPV)〕の3回目〔さらに必要なら4回目〕を追加する。
  3. DPT/DT〔3種・2種混合、DTaP/Tdap/dT〕の4回の記録と10年以内の追加接種が必要。
    小学校入学に際しては5回目も必要。
  4. 麻疹(NT・PA)・風疹(HI)・おたふくかぜ(EIA/G)・水痘(IAHA・EIA/G)の抗体検査で免疫を確認してから、陰性のものを組み合わせて接種。
    罹患記録では証明にならない。
  5. ツベルクリン検査の確認検査は必須。母子手帳の記録は書かない。アメリカで検査されると多くの日本人は結核とされ予防薬内服を指示されるので、必ずアメリカの基準で再検査し、硬結[膨疹]と紅斑を記載する。陰性者はそのまま証明する。
  6. 陽性者は胸部レントゲン検査で、結核を否定する。
  7. B型肝炎(HepB)を3回〔時間がなければ2回まで〕接種。[推奨接種]
  8. 大学生で入寮者は、髄膜炎ワクチンも要求される。
  9. 英文の予防接種証明書および抗体検査証明書を持って渡航する。

【B】 成人の海外赴任

  1. 破傷風〔Tetanus〕、またはDT2混〔+Diphtheria〕、DPT3混〔+Pertussis〕
    昭和43年以前の生まれは1ヶ月間隔で2回、約1年後に追加接種して10年間有効。
    それ以降のDPT/DT世代は、DT2混/DPT3混の少量で1回追加接種。10年間有効。
  2. A型肝炎〔Hepatitis A,HepA〕
    2~4週間隔で2回接種(2年間有効)、6ヵ月(3ヵ月~2年)後に3回目(10年間年有効)。
    準備期間がない時はガンマグロブリンで代用(3ヶ月間有効)。ほぼ全世界で必要。
  3. 日本脳炎〔Japanese encephalitis〕
    1~4週間隔で2回追加接種する。追加接種は記録があれば1回でも可。
    東・東南・南西アジアでは必要。インドや中国やインドシナ諸国に多い。
  4. B型肝炎〔Hepatitis B,HepB〕
    4週間隔で2回接種。3~6ヵ月後に3回目〔5~10年有効〕。途上国では推奨。
  5. 狂犬病〔Rabies〕
    曝露前は2~4 週間隔で2回接種。6ヶ月後に追加。曝露後は咬傷後1週間以内に3-5回接種開始。未接種では咬傷当日から開始し、5回〔0・3・7・14・30 日〕接種する。
    ワクチンが手に入る地域では、事前接種していてもメリットは少ないので不要。
  6. ポリオ〔Polio,OPV〕
    1975~77年生まれは3回目を追加。アフリカ・中近東・南西アジアでは推奨。
  7. コレラ〔Cholera〕
    1週間隔で2回接種し6ヶ月毎に追加する。効果はあまり期待できず通常の赴任者・旅行者には不要。
  8. 黄熱〔Yellow Fever〕
    アフリカ・南米の1部の国で義務付けられている。入国の10日前までに接種。
    10年間有効。名古屋検疫所〔052-661-4131〕で木曜日に接種。予約が必要。
  9. 感染症抗体検査
    麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘の抗体検査(検査法はA-4参照)をしておきたい。

☆3~4種類の同時(日)接種を組み合わせ、短期間に要領よく適切に接種する。

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