小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

予防接種

三歳未満の予防接種スケジュール(桑原医院まとめ)と
日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール

髄膜炎菌ワクチンの予防接種ができるようになりました!

< お知らせ >
髄膜炎菌ワクチンの予防接種ができるようになりました!
当院で接種できます。
髄膜炎菌性髄膜炎は、日本の学校保健安全法の第2種感染症になっています。
発病すると重症例では敗血症から死に至る場合もあります。
アメリカでは11歳から12歳で定期接種をしています。
特にアフリカ中部への旅行、アメリカ、イギリスへの留学の方は接種が必要です。
ご希望の方は電話で予約してください。

三歳未満の予防接種スケジュール(桑原医院まとめ)

2013年7月17日、桑原医院では、三歳未満の子どもさん毎にの予防接種スケジュールを記入して、確認できる「予防接種スケジュール(三歳未満)」をHP上に公開しました。
PDFをダウンロードしていただき、ご活用ください。
*「水ぼうそう(水痘)」は、2014年10月から定期接種になり、無料で受けられるようになりました。

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール

2011年4月24日、日本小児科学会は「同時接種を前提とした予防接種スケジュール」をHP上に公開しました。
乳児期の個別のワクチン接種を最も早く終了するのであれば、
生後2カ月:小児用肺炎球菌+ヒブ→(4週間)→生後3カ月:小児用肺炎球菌+ ヒブ+3種混合+BCG→(4週間)→生後4カ月:小児用肺炎球菌+ヒブ+3種混合→(4週間)→生後5カ月:3種混合→(1週間)→ポリオ→(6週間)→ポリオ→(1歳:麻疹風疹混合へ)というスケジュールになります。
*「水ぼうそう(水痘)」は、2014年10月から定期接種になり、無料で受けられるようになりました。

標準的接種期間と注意事項

・・・定期接種 ・・・任意接種

ワクチン 種類 標準的接種期間 注意事項
インフルエンザ菌b型(ヒブ) 不活化 ①-②-③の間はそれぞれ3-8週あける
③-④の間はおおむね1年あける
7ヶ月-11ヶ月で初回接種:①、②の後の1年後に追加③
1歳-4歳で初回接種:①のみ
肺炎球菌(PCV7) 不活化 ①-②-③の間はそれぞれ27日以上あける
③-④の間は60日あけて、1歳から1歳3ヶ月で接種
7ヶ月-11ヶ月で初回接種:①、②の接種後60日以上あけて1歳以降に追加③
1歳-23ヶ月で初回接種:①、②を60日以上あける
2歳-9歳以下 初回接種:①のみ
B型肝炎(HBV) 不活化 ①-②の間は4週間隔
①-③の間は20-24週経過後
(ただし、B型肝炎母子感染対策事業による接種スケジュール(生後2、3、5ヶ月)に準じてもよい)
(注1)B型肝炎抗原(HBsAg)陽性の母親から出生した児に対するB型肝炎母子感染対策事業による接種スケジュール(生後2、3、5ヶ月)に準ずる接種時期に関しては、今後更なる検討が必要
(注2)乳幼児に接種していない児の水平感染予防のための接種
三種混合(DPT) 不活化 ①-②-③の間はそれぞれ20-56日までの間隔(注3)③-④の間は6ヶ月以上あけ、標準的には③終了後12-18ヶ月の間に接種 予防接種法では生後3ヶ月から生後90ヶ月(7.5歳)未満の児が対象
BCG 生後3ヶ月から6ヶ月未満に接種 やむを得ない事情を有する場合のみ1歳まで定期接種可能
ポリオ ①、②:生後3ヶ月から18ヶ月
①と②の間は41日以上あける
予防接種法では、生後3ヶ月から生後90ヶ月(7.5歳)未満の児が対象、不活性ポリオワクチンへの移行が望まれる
麻疹、風疹(MR) ①:1歳以上2歳未満
②:5歳以上7歳未満で小学校就学前の1年間にあるもの
③:中学1年生相当年齢の者
④:高校3年生相当の者
①は、1歳の出来るだけ早期に接種
(注4)③と④は2008年度から2012年度の限定措置4月から6月の間に接種を促すこと
2011年5月20日~2012年3月31日までの間、高校2年生相当の年齢の者(17歳となる年度)を追加。運用については実施要領を参照
水痘 ①:1歳以上
②:5歳以上7歳未満
(注5)ワクチン接種によって自然感染によるブースターがなくなると、2回接種が必要
流行性耳下腺炎 ①:1歳以上
②:5歳以上7歳未満
(注5)ワクチン接種によって自然感染によるブースターがなくなると、2回接種が必要
日本脳炎 不活化 ①、②:3歳、①-②の間は6-28日までの間隔
③:4歳
④:9歳
(注6)2005年5月からの積極的推奨の差し控えを受けて、初回免疫からの接種を行う場合のスケジュール初期からの接種を行う場合のスケジュール予防接種法では、生後6ヶ月から生後90ヶ月(7.5歳)未満(第1期)、9歳以上13歳未満(第2期)が対象
なお、日本脳炎の第1期、第2期の接種が行われていない可能性のあるものに対しての具体的な接種については実施要領を参照
インフルエンザ 不活化 ①-②の間は4週間(1~4週) 13歳未満:2回、13歳以上:1回
二種混合(DT) 不活化 ①11歳から12歳まで 予防接種法では11歳以上13未満
百日咳患者の増加から、DPTへの移行を検討中
ヒトパピローマウイルス(HPV) 不活化 10歳以上の女児
①-②の間は1ヶ月、①-③の間は6ヶ月あける
筋肉内注射(上腕三角筋)

新しい予防接種の時期と順番と間隔について

※ヒブワクチン(Hインフルエンザb型髄膜炎の予防接種です)が、接種可能になりました。先進国では盛んに行われる予防接種です。まだワクチンが不足しておりますので、希望者は当院に申し込んで下さい。
*「水ぼうそう(水痘)」は、2014年10月から定期接種になり、無料で受けられるようになりました。

(平成24年1月19日改訂)

予防接種の種類 接種する時期 接種間隔
1 BCG(結核) 生後3ヶ月~6ヶ月未満(6ヶ月以上では、同意書が必要)  
1-1 BCG(結核) 上記年齢をはずれた人で、ツベルクリン反応(48時間判定)が陰性の人のみ  
2 ポリオ生ワクチン
(脊髄性小児麻痺)
2回内服
1回目:生後6ヶ月から
2回目:12ヶ月から(4・5月と11月に集団接種)
 
3 3種混合(破傷風・ジフテリア・百日咳) 1期(生後3ヶ月~12ヶ月)生後3~90ヶ月迄にすませる
1期追加:1年から1年半後までに1回
2期:11歳以上13歳未満(2種混合の2期と同じ)
1期:3~8週間おきに3回
3-1 2種混合(破傷風・ジフテリア) (百日咳にかかった人)
1期:(生後3ヶ月~90ヶ月)
1期追加:1年後に1回
2期:11歳以上〜13歳未満(3種混合の1期をすませた人も含む)
1期:3〜8週間おきに2回
4 ヒブ(Hインフルエンザ菌b型髄膜炎) 生後2ヶ月~5歳未満
追加:1年後に1回
(他のワクチンとの同時接種も可能)
(生後7ヶ月未満3回、追加1回接種、
生後12ヶ月未満2回接種、追加1回、
1歳から5歳未満、1回接種)
初回4~8週間で3回
5 MR混合
(はしか・風しん)
1期:生後12ヶ月から24ヶ月未満
2期:小学校入学1年前~入学の前日まで(3月末日)
3期:中学1年
4期:高校3年
いずれか2回接種(3期と4期は、平成24年度までで終了予定)
6 おたふくかぜ
(流行性耳下腺炎)
生後12ヶ月~ 1回接種(しかし、小学校入学前に2回目接種が望ましい)
7 みずぼうそう(水痘) 生後12ヶ月~ 1回接種(しかし、小学校入学前に2回目接種が望ましい)
8 日脳(日本脳炎)
*乾燥細胞培養ワクチンで副反応が少なくなりました。
当分の間、
第1期(初回1回目・初回2回目・追加)のみが対象。
初回免疫は、3歳~4歳に達するまでの期間
(必要のある方は生後6ヶ月から)

第2期は、9歳以上13歳未満で1回接種

初回免疫は、1~4週間の間隔で
2回接種
追加免疫は初回免疫接種から1年後に1回接種
9 インフルエンザ 生後6か月から高齢者まで、
10月~3月に接種
毎年接種(1から4週間おきに2回)、13歳以上は1回のみ接種
また、 (65才以上1回のみ、広島市負担金1,000円)
10 B型肝炎 生直後から4週間間隔で2回、6ヶ月後に1回追加
(母子感染は保険適用あり)、成人もできます。
 
11 肺炎球菌(細菌性髄膜炎、中耳炎など) 高齢者用・小児用(生後2ヶ月~5歳未満)の2種類があります。他のワクチンと同時接種できます。5歳未満でも接種可能です。
第2期は9歳~13歳未満ですが、公費補助はありません。
生後2ヶ月~7ヶ月未満は、各27日間以上あけて3回、60日以上かつ1歳3ヶ月までに追加1回
生後7ヶ月~12ヶ月未満2回、接種後60日以上あけて追加1回
1歳~2歳未満1回、追加1回
2歳~5歳未満1回接種
12 発がん性HPV
(子宮頸がん)
*20代~30代から発病します。
満10歳~成人まで、
11歳~15歳の間が望ましい。
3回接種
(27日間以上あけて2回接種、6ヶ月後に追加)
(広島市は中1から高1相当まで無料)
13 乳幼児嘔吐下痢症
(ロタウィルス)
ワクチンは、生後6週目から24週まで内服接種 少なくとも、4週間あけて2回目の接種をする。

体調の良いときに、なるべく早く接種しましょう!

※【2】は保健センターで接種します。
※【1-1】は当院でもできますが、有料です。
※【1】【2】【3】【3-1】【4】【5】【8】【11】【12】は、接種券があれば無料です。
※【6】【9】【10】は有料です。
※【7】は無料です。
※【1】【1-1】【2】【4】【5】【6】【7】【10】【12】【13】接種後は4週間以上あける。
※【3】【3-1】【4】【8】【9】【11】接種後は1週間以上あける。
※狂犬病、A型肝炎、破傷風などの予防接種は、窓口でご相談ください。
※海外渡航者の方は、目的別にご相談ください。
※各種ワクチンの「同時接種」も可能です。窓口または診察時ご相談ください。