小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告(第119報)

2018.05.10
8.20広島八木災害報告(第119報)

 一昨日からの雨が上がり、今朝は快晴。阿武山も瑞々しい緑に包まれています。
 先日移植した、しだれ桜や黒松も、緑の葉を輝かせて喜んでいます。

 4月14、15日と第115回日本内科学会で京都に行きました。医学の進歩は、目を見張るものがあり、内容によっては別天地にいるような講演もありました。

 4月19日、「恒例の医療と倫理を考える会・広島」を広大病院の広仁会館で開催しました。今回の講師は広島県医師会の檜谷義美副会長でした。〝地域医療と医師会の役割″というテーマで、蘊蓄ある話を頂きました。

 4月20日~22日の間、福岡で第121回日本小児科学会が開催され、3日間滞在しました。4月20日の夜は、日本シニア小児科医会議に出席して、懐かしい先生方と旧交をあたためました。

 4月26日、安佐医師会館で狩野名誉教授により「医の先哲の書輪読会」を開きました。富士川游先生の日本医学史の解読を続けています。

 4月の終わりから広島県立北特別支援学校の内科健診が始まり、安佐北区の桐陽台まで車で20分かけて診察に行きます。障害をもった子供さんたちの健康管理ですが、それぞれのお子さんの特性を考えながらの診察ですので、結構骨が折れます。

 4月29日、広島県弁護士会と市内の4つの高校の演劇部の共催による「子どもの日2018年シンポジウム」がありました。演劇は、一年間かけて創作した「それって本当に愛ですか」という〝デートDV″をテーマにした演劇でした。考えさせられることが多い時間でした。

 世間は長い連休に入りましたが、当院は暦通りの診療をしました。

 5月4日、当院の丸山ワクチン療法を実施している患者さんの為に休日ではありましたが、診療所を開けて、ワクチンの注射をしました。また、その他にも急患もおいでになって、多忙な日でした。

 5月5日、子どもの日に高1になる孫と倉敷の大原美術館に行きました。明治30年代にクラボー倉敷株式会社を創設し大原孫三郎氏は、優秀な起業家でもありましたが、芸術にも関心があり、更に女工さん達の健康管理にも力を注ぎました。そのために、会社の中に、労働者の「労務管理室」を作っていました。この管理室が発展をして東京に国立労働科学研究所ができました。そこの2代目の所長が私の伯父の桐原葆見でした。私は学生時代、祖師谷大蔵にあった研究所に度々遊びに行っていました。

 5月9日、安佐コホートスタディーの委員会を開きました。昨年の5月、個人情報保護法が改定されて、採血を伴う研究・調査については大変厳しい制約が課せられました。それに対応する研究計画を作り直すことになり、今回で3回目の委員会を開いています。過去のデータについても、新しく改定された法律が適用されるために、今後の研究・発表について、大変な気配りが必要になります。

2018.05.10. 11時
桑原医院 桑原正彦


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