小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

管理栄養士のレシピ集

第50回 料理初心者向け~朝食編

 新型コロナウィルス感染拡大もあり、外出を控えることが多くなりました。外食も少なくなり、自炊する方も増えてきているようです。料理の得意な方は良いのですが、料理初心者の方が、料理のハードルを超えやすくするために、どんなものがお勧めか、今回ご紹介していきます。

料理初心者向けのごはんポイント

電子レンジや鍋一つでできる時短&簡単な料理
 なるべく調理の手間の少ないもの
和えるだけ、のせるだけ料理
 野菜にじゃこやツナ、ハムなど和えたり、ご飯の上に納豆やジャコ、卵などのせるだけでも栄養価がグーンとアップします。
包丁いらずで作れるお手軽料理
 包丁を使うのが苦手な方にお勧めです。カット野菜や、冷凍野菜、手でちぎれる野菜、缶詰など利用してみましょう
少ない材料でバランスのよいもの
 組み合わせのポイントは、野菜やキノコ、海藻にプラスして肉や魚介類、卵、大豆製品を揃えます。

おかず

巣ごもり卵(一人分)
・千切りキャベツ
1/2袋
・卵 1個
・塩、コショウ 適量

 

作り方

① 耐熱皿に、千切りキャベツを中央をくぼませてを広げ、中央に卵を割り入れる

② 卵破裂防止に卵黄につまようじなどで数か所穴をあけ、塩コショウを振り、ラップをかけて600W2分くらい加熱する

 

ほうれん草の卵とじ
・ちくわ 1本
・冷凍ホウレンソウ50g
・卵     1個
・牛乳小さじ1
・マヨネーズ おおさじ1

 

作り方

① 冷凍ホウレンソウを解凍しておく
② ちくわを輪切りにする
③ 耐熱皿に、①②その他の材料をすべて入れ混ぜ合わせる
④ ラップをしてレンジで600Wで45秒加熱
⑤ 一度取り出してかき混ぜ、再度600Wで45秒加熱
⑥ 程よく卵が固まり、ホウレンソウも温まっているようであれば出来上がり

 

味噌汁(1人)
・湯200ml
・顆粒だし 小さじ1/2

・きのこ1/2パック
(好きな野菜でもよい)
・豆腐 小分けパック1個
(油揚げ・厚揚げや卵でもよい)
・乾燥わかめ 小さじ1
(色見にネギでもよい)

作り方

① キノコは石づき(根元)を取って、食べやすい大きさにほぐし、電子レンジで柔らかくなるまで加熱
② 豆腐は食べやすい大きさに切っておく
③ マグカップに味噌・だしの素を入れ、味噌がダマ(塊)にならないように、分量の湯を少量ずつ入れて味噌を溶かす。
④ ③に①②とわかめを入れ、電子レンジで好みの暖かさになるまで温める。

 

 

ご飯派のレシピ:使うお皿の数が一つで済むので忙しい朝におすすめです。

鮭雑炊(一人分)
材料
・ご飯:150g
・白だし原液30cc
・水270cc
・卵:1個
・サケフレーク:適量
・青ネギ:少々
・いりごま:少々

作り方

① 鍋に白だし原液、水を入れ火にかける。沸騰したら鮭フレーク、乾燥わかめ、ご飯を入れ1~2分煮る
② 卵を溶きほぐし、半量を中心部分に回し入れ、一呼吸置いたら、残りを周囲に回し入れる。

③ お玉などでゆっくりと混ぜて、お好みでネギやいりごまを入れる

 

★雑炊の他にも、卵や、納豆、市販のそぼろの瓶詰、サバ缶などご飯におかずをのせるだけでも、バランスが改善してきます。

 

パン派のレシピ:おかずをのせたり挟んだりすれば、栄養バランスも良くなります。

じゃこマヨトースト(一人分)
・食パン1枚
・ちりめんじゃこ 大さじ2
・ピザ用チーズ 大さじ1.5
・マヨネーズ 大さじ1.5
・刻みのり  適量

作り方

① ちりめんじゃこ、ピザ用チーズ、マヨネーズをよく混ぜて、パンの上にのせてから、トースターで焼く。

② 仕上げに刻みのりをかけて完成。
 

文責/桑原医院 管理栄養士 坂井エリサ(さかいえりさ)