8.20広島八木災害報告(第178報)
朝夕、めっきり寒くなりました。そろそろ、阿武山の紅葉が終わりに近づき、山の色が濃い茶色に変わってきました。北広島町からおいでになる患者さん達は、雪が積もり氷が張って、寒い寒いとおっしゃっています。
11月7日、富士川游顕彰碑に参拝する日でした。この日、患者さんが多く、参拝時刻をすっかり忘れてしまい、気がついたら時間を過ぎていました。大失敗!
11月10日から、11月18日まで連日いくつかの保育園や小学校の身体検査に出かけました。丁度インフルエンザの予防接種も始まった時期ですので、当院の外来は、結構混雑しています。
11月19日、制作している〝富士川游の世界″の打ち合わせを、広島県医師会館で行いました。松田正典先生には、熱心にご指導頂きます。
11月26日、恒例の#8000広島の相談員の研修会が広島県看護協会で開催され、お話をしてきました。現在#8000は、47都道府県に普及していますが、子育て時代の保護者からの相談にお答えするための、相談員の皆さんの質の向上、各都道府県の、格差のない回答を目指して、現在、厚労省研究費で検討中です。相談員の皆さんの共通した悩みの一つは、「電話をかけてきた人が、この回答で、充分満足してくれただろうか?」ということです。
その夜は、狩野充徳先生の富士川游著〝日本医学史″の解読の会に出席して、午後9時に帰宅しました。
寒くなってきて、暖房のきいた、密閉した部屋で生活されるために、発熱患者や咳がひどく出る患者さんが多くなりました。その為、流行している新型コロナウィルスの感染ではないかと疑われる患者さんが多くあり、広島市保健センターからの依頼でその鑑別の為に、別室を設けて検査をしなければなりません。重装備でやるわけですが、大変時間がかかって気を使う仕事です。幸い、現在まで、当院からの新型コロナウィルス患者は出ていません。このまま、新型コロナが終息していけばと、淡い期待をしています。
桑原医院 桑原正彦