小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告(第123報)

2018.08.23
8.20広島八木災害報告(第123報)

 8月11日から1週間、桑原医院はお盆休みに入りました。

 広島は、浄土真宗の信者が多いところですが、慣例としてご先祖を自宅にお迎えするために、盆燈籠をお墓に立てます。今年も、あちこちのお墓で色とりどりの燈籠が立てられていましたが、その中で純白の燈籠がたてられているお墓が、昨年に比べて多かったように思います。白い燈籠は、過去1年間に亡くなった方のための燈籠です。
 
 最近は、盆燈籠が火事を起こすとか、費用がかさむとか、立てる場所がないとかという理由で省略化する傾向もあります。その代わりに、名號札をお供えする風潮もあります。しかし、名号札は「南無阿弥陀仏」と書かれた小さな木切れですが、散逸して粗末になることがあって使わない方も多いです。

 8月20日、77人が亡くなった平成26年8月の広島8.20災害から4年が経過して、最大の被災地であった八木3丁目で、広島市長さんも参加して、追悼祭が行われました。

 丁度先月西日本豪雨災害があって、広島県と岡山県は甚大な被害を受けたところです。8.20災害は、被災面積は小さかったのですが、77人もの死者を出して、その亡くなった場所ごとに慰霊碑が建てられております。近くの人たちは、その慰霊碑にそれぞれお参りして、次の災害発生の教訓としております。
 ご冥福を祈ります。

2018.08.23. 12時
桑原医院 桑原正彦


第123報のPDFは、こちらから