小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告(第120報)

2018.06.21
8.20広島八木災害報告(第120報)

 8.20災害被災地も梅雨入り宣言があり、鬱陶しい日が続きます。雨のお陰で、土砂災害の後の緑が少しずつ蘇ってきました。

 先日の土砂災害で、所有地の境がわからなくなった部分についての調査が始まり、土地調査士さんが、立ち入り調査の承諾印をとりに回っています。阿武山の水利を管理するための、16m道路を山の中腹に作るための測量です。道路の下に、巨大な雨水路を作る予定だと聞いています。

 5月19日、第16回〝NPO丸山ワクチンとガンを考える会″が東京でありました。
 その席で、日本医科大学微生物学・免疫学の高橋秀美教授が、昨年の7月に「Immunology」に掲載した、丸山ワクチンの作用機序についてわかりやすく講演をして頂きました。その後で、藤田紘一郎東京医科歯科大学名誉教授の「腸内常在菌と発がん機序について」の楽しい話がありました。懇親会では、多くのガンの患者さんとの懇談会があり、勉強になりました。

 5月後半から、6月前半にかけて、学校健診や水泳前健診、野外活動前健診などがあり、多忙です。

 5月27日、広島市立上緑井幼稚園の保護者会で講演をしました。「お父さん・お母さん、子どもと遊ぼう―愛着を育むために」についてでした。楽しい講演会でした。
 6月2日、つくば国際会議場で日本小児救急医学会があり、#8000関連のシンポジウムについて、座長を務めました。筑波から、成田空港へバスで移動しましたが、利根川を渡る高速道路の周辺の田園風景は、目を楽しませてくれました。

 6月7日、市内安佐北区大林地区に友近家という旧家があり、そのお宅の土蔵に江戸時代から明治にかけての貴重な医学書などがありました。ご当主が有効活用を希望されるので、調査をして図書館などに寄贈することを考えています。

 6月9日、〝NPOピピオ″の総会が広島弁護士会館でありました。ピピオの活動は、身よりのない10代の男女を市内のシェルター施設でかくまって、再生を支援するボランティア活動です。経済的に苦しい状態ですが、皆さんの善意で運営をしております。

 6月10日、小宅の菩提寺である八木の浄楽寺で、門徒総会がありました。ご法話は、広島カープの梵選手のお兄さんで、蘊蓄のあるお話でした。

 6月16日土曜日、安佐医師会の定例総会が午後からありました。広島市立安佐市民病院の移転に伴う、旧安佐市民病院の建物を安佐医師会運営の病院に切り替えるための決議をしました。安佐医師会にとっても記念すべき日になりました。

 6月20日、午後7時から、安佐医師会運営の「可部夜間急患センター」に出務しました。夏風邪で、高熱を出した人が数人来ましたが、その中で、人間関係の悩みから急性薬物中毒をおこした女性を診察しました。社会の縮図の一端が見受けられました。

2018.06.21. 11時
桑原医院 桑原正彦


第120報のPDFは、こちらから