8.20広島八木災害報告(第100報)
2017.07.20
8.20広島八木災害報告(第100報)
暑い日が続きます。福岡県、大分県の災害地は、被災地の皆さんのご苦労を痛感します。
7月18日に、聖路加国際病院の日野原重明先生がお亡くなりになりました。105歳というご高齢でしたけど、まだお元気だと思っていました。残念なことです。先生には、〝全人的医療″の大切さを教えていただきました。当医師会にもご講演においでいただいたことがあり、感銘を受けていました。ご冥福を祈ります。
先月、東京都のあるクリニックで起きた、複数のワクチンを勝手に混ぜて乳幼児に予防接種した問題について、本日のメディファクスでは、その有効性について、品川区での抗体検査の結果を掲載していました。複数のワクチンを混ぜることによって、水痘では48/101人、おたふくかぜでは46/107人、はしかでは32/127人、風疹では40/127人が免疫が不十分でしたとの報道です。生後2か月から、多くの予防接種を数回に分けて注射しなければいけないのですが、多数回の注射ではあっても、やむを得ないことだと思います。今後、抗体が十分産生される混合ワクチンが開発されることを切望します。
2017.07.20. 午前11時
桑原医院 桑原正彦
桑原医院 桑原正彦