小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告(第89報)

2017.04.13
8.20広島八木災害報告(第89報)

 阿武山の山桜が満開になり、緑の中にピンクの色があちこちに散らばってとてもきれいな景色です。その山の、数か所に中腹から流れてきた土砂崩れの痕が、あたかも、蛇が山から急降下したように見えて異な光景です。
 この地域の習わしで、4月3日には、阿武山に上って、桜の木の下で花見弁当をひろげるのですが、今年はそんなムードではありません。
 今朝の里山は、上手になった鶯の鳴き声と、ヒヨの高らかな鳴き声が澄んだ空気の中から聞こえてきます。

 4月8日、広島発達障害研究会の例会がありました。国立精神・医療神経研究センターの中川栄二先生の講演があり、〝生理学的検査に基づく薬物治療″についての勉強をしました。
 4月12日、広島市小児科医会の例会があり3月末に退官された、舟入病院の兵藤純夫先生の講演がありました。広島市内の小児急患センターとしての歴史と役割、今後の展望についての話でした。小児の急病が減少して、舟入病院の役割も少し変わってくることになります。兵藤先生は、日本小児科医会の小児救急医療委員会の委員でもあります。

 3月末で平成24年4月から務めていた安佐医師会立の安佐准看護学院の学院長を退任しました。当学院は、昭和55年4月から発足して37年、1500余名の准看護師を輩出しています。私は、当時の安佐医師会、土井達郎会長の下で本学院の設立の準備をお手伝いし、最初の10年間、小児科学の講義をしました。更に、平成24年4月から5年間学院長として務めました。今後の安佐地区の高齢社会に向けて准看護師の役割は大変重要になってくると思われます。今後の安佐准看護学院の更なる発展を期待します。

 ついでですが、3月16日の第13回ヘルシー・ソサエティー賞のことは朝日新聞4月12日号夕刊および4月17日発行の「AERA No.18号」に掲載されています。更に4月20日、WEBニュース「Huffington Post」で配信される予定です。一昨年の内閣府の調査で10%の周知度しかなかった#8000「小児救急相談事業」をこのように広報・周知していただくことに感謝いたします。

2017.04.13 午前10時
桑原医院 桑原正彦


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