医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告（第87報）

　八木の梅林の花びらが春風と共に散り始めました。

　3月12日、第119回広島県医師会臨時代議員会の席上で、平松会長から、「開業50年表彰」を受けました。昭和41年、先代の父・宏が60歳で亡くなってから直ぐに桑原医院の6代目を継承した私ですが、もうそんなに時間が経ったのかと感慨無量です。時代の変遷とともに地域医療が、個人の医療からチームの医療にかわってきました。これからの地域医療のあり方を興味深く注目しています。

　3月13日、広島プライマリケア研究会の世話人会がありました。平成8年に、広島県医師会が日本プライマリケア学会の全国集会を開いた記念に立ち上げた研究会で「地域包括ケア」に関わる各種団体の人たちと共同の勉強をする会でした。時代が変わって、本会も解散することになり、その精神を「日本プライマリケア連合学会広島支部」に移行することになりました。今後の発展を期待します。

　3月16日、第13回ヘルシー・ソサエティー賞の授賞式が東京のホテルであり、私は医療従事者・医療介護部門で栄えある表彰を頂きました。私の受賞の理由は、＃8000（小児救急電話相談事業）を広島の小児科医と共に立ち上げ、現在は47都道府県に普及している事業に関わる努力をしたことです。私一人の力ではないのですが、＃8000関係者の全員の受賞と考えて今後とも努力する所存です。
　本会の賞のプレゼンテーターは堂本暁子氏で主任の推薦者は中谷比呂樹　慶應義塾大学教授そして、才野原照子　広島県看護協会会長、羽生田俊　参議院議員　元日本医師会副会長、平松恵一　広島県医師会会長、松平隆光　日本小児科医会会長でした。ありがとうございました。
　さらに、名誉あることは授賞式の前に東宮御所にお邪魔して、皇太子殿下にご面会をさせて頂いたことです。皇太子殿下も＃8000の重要さについて大変理解をしめしていただきました。日本の国のどこに住んでいても、過疎地でも山間地でも島しょ部でも、安心して子育てのできる環境づくりの大切な手段として、＃8000をこれからも育てていきたいと思います。
　皆さんありがとうございました。