8.20広島八木災害報告(第23報)
2015.02.26
8.20広島八木災害報告(第23報)
桑原医院 院長 桑原正彦
2月23日広島市立八木小学校学校保健委員会、2月25日広島市立梅林小学校学校保健委員会と、立て続けに年度末の学校保健を語る保護者、教職員、校医の会がありました。
八木小学校では、八木4丁目と八木5丁目の土砂災害の被災者の子供たちが通っています。教職員の中にもご両親を亡くした方もいらっしゃるし、家族を亡くした児童もいます。梅林小学校の学校保健委員会では災害当時17日間の桑原医院仮設診療所を設けましたが、その間113人の初診患者のうち2人は本校の小学生でした。その他にも両校の子供たちの中に、学校カウンセラーにお願いしている人たちも数人います。また、広島県広島市が設置した「こどもの心相談室」を受診している児童がいます。
今後、「こどものこころの傷」は注意して観察する必要があり、今回の両学校の学校保健委員会ではそのことについて確認しました。
八木小学校では、インフルエンザB型が流行し、本日から学級閉鎖に追い込まれたクラスがあります。全体的にインフルエンザは少なくなったのですが、集団発生には今後とも注意が必要です。
2015.02.26 午前11時
桑原医院 桑原正彦
桑原医院 桑原正彦