8.20広島八木災害報告(第17報)
2014.12.25
8.20広島八木災害報告(第17報)
桑原医院 院長 桑原正彦
悪夢のような「8.20土砂災害」が発生して、あっという間に4ヶ月がたちました。
瓦礫の片づけは、住宅も田や畑もほとんどやっていただけました。被災者たちは壊れた家の修理に一生懸命です。しかし全壊した家はショベルカーで片づけられてしまって跡形もありません。
夜間被災地の現場を遠くから見ると全く火が消えて真っ暗でしたが、先週になってボランティアの学生さんたちが残った樹木にイルミネーションをつけてくれました。これでやっと明かりが見えてきた感じです。
昨夜のクリスマスイブは被災者の子どもたちは各地に散らばっているためにまとまったパーティーはできませんでしたが、それぞれの避難場所でささやかな催しをしていました。
最近になって被災地の子どもたちへのボランティア活動が芽生えてきました。また詳しくご報告しますけど、年が明けてから東京の支援団体と地元の学生たちのコラボで行うことになっています。
9月から立ち上げた「広島県子どもの心支援相談室」は順調に経過していますが相談者の数は通算して10組くらいで、今後の運営についての協議を本日行う予定にしております。
年末になって、通年でしたら正月を迎える支度をするのですが、今年はそれどころではないという人がほとんどです。早く平穏な正月を迎えられるようになってもらいたいと思います。
改めて、今年の温かいご支援を感謝いたします。よいお年をお迎えください。
2014.12.25 午前11時
桑原医院 桑原正彦
桑原医院 桑原正彦