小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告(第7報)

2014.10.09
8.20広島八木災害報告(第2報)
桑原医院 院長 桑原正彦

 10月8日から最大の避難所であった梅林小学校体育館は解散になりました。避難者が市内各地に住居を求めて散らばったことと、どうにか住める自宅に帰ったためです。しかし、八木3丁目の避難警報はまだ解除されていません。
 今後の二次災害の対応策について住民と行政との話し合いが続いています。行政の発表によると90パーセントの土砂や瓦礫は片付けたと発表していますが、まだ私の自宅の周辺はうず高く瓦礫がつもり悪臭を放っています。その中で、連日警察隊が死亡者の体の一部の捜索及び遺留品を探しています。まだボランティアの皆さんの力をかりて片づけをする段階にはいたっておりません。私の自宅の一部は鉄筋2階建てですけれども1階2階の窓は瓦礫で破れ土砂が浸入しました。現在まだ住むような状況ではありません。
 一方、桑原医院の患者さんたちは、新しい住居の近くの診療所に転院したり、遠方から桑原医院へ通院をしています。
 10月8日から始まった広島県の「こころの支援チーム」のなかの「こどもの心相談支援室」は週一回水曜日の午後開設していますが、各界のご支援によって順調に稼動しています。
 当地区においてもインフルエンザA型の患者さんが散見されてきました。瓦礫と悪臭による空気の汚れと相まって今後当地区の住民の呼吸器感染症が増加することになるでしょう。
今後ともご支援をお願いいたします。

2014.10.09 午前12時
桑原医院 桑原正彦

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