小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告(第6報)

2014.10.02
8.20広島八木災害報告(第6報)
桑原医院 院長 桑原正彦

 10月に入って復興計画が行政から具体的に示されました。砂防ネット、砂防ダム、避難警報の設置、避難の連絡の徹底などが話されました。避難民からもいくつかの注文がありました。9月27、28日の土日からようやく小生の自宅にもたくさんのボランティアの皆さんに入っていただき古い診療室のある木造家屋の床下の土砂(21cm以上溜まっている)を搬出していただきました。さらに庭の土砂、壊れた家屋の一部の土砂を除き清掃もしていただきました。大変感謝をしております。ありがとうございました。
 一方、母屋の後ろに建っている鉄筋2階建ての住居の周りは2m以上の瓦礫が今でも残っていて全くの手付かずです。その理由は死亡者の体の一部が建物の周囲に残っている可能性があり警察隊が連日捜索をしているためです。時間がたってきてかなり腐敗臭がしてきました。早く解決することを希望しています。
 9月17日から始まった安佐医師会館内での「こどものこころ相談支援室」はボランティアの小児科医と臨床心理士、看護師、県と市の行政のお力添えで順調に動き始めてます。現在はまだ1日1、2名の相談者ですが、今後増加することが予想されます。この支援室の運営についてもご支援とご協力をお願いいたします。
 末筆ですが、これまで全国からお寄せいただいた多額の義援金や励ましのお言葉に改めて感謝申しあげます。頂いた義援金につきましては被災者の健康の回復と今後の生活の安定のために使わせていただきたいと思います。
 今後ともこれまでと変わらないご支援を戴きますようお願いいたします。

2014.10.02 午前11時
桑原医院 桑原正彦

第六報のPDFは、こちらから