8.20広島八木災害報告(第141報)
梅雨の晴れ間にしては、気温の高い蒸し暑い日が続きます。
6月8日と9日、京都で日本小児科医会フォーラムがあり出席しました。
第1日目は、成育基本法の成立後の対応について、松平隆光先生の講演がありました。
第2日目は、〝#8000のこれから″のシンポジウムがあり、座長を務めました。その他にも、小児救急に関して家庭での看護力を高める方法について、全国から集まった皆さんと議論をしました。
6月11日、原田信徳先生の葬儀がありました。原田先生は、私と同時代に川内で開業されました。地域医療に熱心に取り組まれた方でした。ご冥福を祈りします。
6月15日、市内で安佐医師会総会がありました。いつもながら出席者が少ないのですが、医師会にとって大切な議題を可決しました。安佐市民病院の移転問題、それに関連する旧安佐市民病院の利用計画についてでした。
骨子は①地域包括支援病院(約100床)の設置②夜間急患センターの移転③安佐准看護学校の移転を決定しました。これによって、平成22年度には、安佐医師会の地域医療は大幅な躍進をするでしょう。
6月16日、日本小児科学会広島地方会が市内でありました。
6月17日、NPOひゅ~るぽんの顧問・理事会があり出席しました。全国でも珍しい私立の子ども発達支援センターです。小児から成人まで、幅広く事業を展開しています。関係する職員は、非常に若く、強い情熱をもって活動しています。それに応じた資金が不足していることが、現在最も悩んでいるところです。
6月18日、昨年発足した広島小児超音波研究会に出席しました。いろんな症例を見せていただいて、勉強になります。
梅雨が明けたら、8.20災害から5年目の日が来ます。目に見える具体的な復興は、お陰様で着々とできていますが、人の心のつながり、災害の怖さ、災害の予防、災害時の避難についてはあまり周知されていないのが心配です。
桑原医院 桑原正彦