小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告(第138報)

2019.05.02
8.20広島八木災害報告(第138報)

 緑鮮やかな阿武山の中腹で、8.20災害の修復と再発防止の工事が進んでいます。同時に大田川流域の住民の、河川氾濫時の避難場所を作る作業も並行して行われているようです。その為、山の中腹には、コンクリートの塊があちこちに作られています。異様な風景です。

 4月25日の夕方から、〝医の先哲の書輪読会″をいつもの通り、狩野名誉教授のご指導で、勉強しました。参加者が高齢化してきて、現代古文や漢文の小さな字が判読しかねる参加者が多くなってきました。何とか考えなければなりません。

 4月26日、安佐南保健センターでの3歳児健診に従事しました。まだ安佐南区は、市内の他の区に比べて子ども達は多い方です。元気な3歳児を診ていると楽しくなります。

 4月26日から4月29日まで、名古屋に滞在しました。4年に1回日本医師会等が開催する「第30回日本医学会総会2019中部」に参加しました。約3万人の医療関係者が名古屋に集まりました。4日間の中で印象に残った講演は4つありました。川口淳一郎先生(JAXA)の「やれる理由こそが着想を生む」、名古屋大学減災連携研究センター福和信夫先生「過去と現在を直視し、今後の震災に備える」、特に令和の時代に南海トラフト地震が必ず来るという話、本庶佑先生(京都大学)「がんを免疫力で治す」PD-1抗体が治療薬として開発された話、山極寿一(京都大学)「ゴリラに学ぶ野性と思考と未来の人材育成」などなどでした。
 この期間中に、「第116回日本内科学会総会講演会」が開催されていました。やはり、免疫チェックポイント阻害薬の話がとても興味深い講演です。

 4日間の間に〝認定産業医″の講習会を5講座履修したので、5.5単位をもらいました。
 名古屋はとても広くて、会場も分散していましたので、4日間大変つかれました。忙しかったため、名古屋の〝ひつまぶし″を食べる暇もありませんでした。

2019.05.02. 12時
桑原医院 桑原正彦


第138報のPDFは、こちらから