8.20広島八木災害報告(第121報)
6月23.24日、横浜で、第29回日本小児科医会総会フォーラム他、いろいろな行事があり出席しました。フォーラムでは、〝#8000情報分析事業″のシンポジウムがあり、「#8000の15年間の軌跡」という演題で話しました。#8000は47都道府県に普及していますが、保護者の質問や苦労に応えるだけの自治体の反応が見えません。
6月28日、安佐医師会と安佐学校保健会の恒例の健康相談教室を開きました。子ども達の心の悩みを案じている保護者の相談に応える会でもあります。4人の保護者のお話を聞きました。その夜、学童血液追跡調査委員会の新しい倫理規定についての勉強会をしました。講師は、広島大学の梅本教授でした。昨年の個人情報保護法の改定は研究者にとって大きな波紋を及ぼしています。
6月29日、NPOひゅ~るぽんの理事会がありました。中四国で唯一の広島市における私立の発達障害児支援施設です。色々な事業を手掛けていますが、更なる財政的支援が必要です。
7月1日、広島県小児科医会の総会が市内で開かれました。会長を退任した私にはのんびりした会でしたが、ゆっくりと講義を聞くことができました。
7月4日当院において、広島県の広島県の特別支援学校の勉強会の打ち合わせ会を開きました。担当教諭や看護師さん達が会の運営を企画してくれます。
7月3日から降り始めた雨は、7月9日まで降り続きました。通常では考えられないようなものすごい雨で、当地区でも日200ミリ前後の雨量と報じられました。
7月12日の新聞報道によれば、この西日本豪雨災害はこれまでに136人の死者が出ておられます。広島県と岡山県を中心に被害が増えていますが、いまだ確実な情報はありません。
物資が不足して、当地区のコンビニでもおにぎりや水がほとんど空っぽです。幸いにして8.20災害で被災した当地区は、国と県の費用で土砂災害防止の砂防ダムを建設中でした。その成果で土砂災害を防ぐことができました。ありがたいことです。
被災された方々の早期の回復と亡くなられた方へのお悔やみを申し上げます。
桑原医院 桑原正彦