小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告(第113報)

2018.01.18
8.20広島八木災害報告(第113報)

 先週末から続いた厳しい寒さは、ここ2日間少し緩んできて、8.20災害被災地も心なしか、春の訪れを感じさせてくれます。

 先週のどこかのテレビで「丸山ワクチン」の報道があったようで、そのための反響が大きくて、桑原医院のメールや電話相談が増えています。「丸山ワクチン」は治験が開始されてから70年近く経過していますが、最近のがん治療の中で、免疫療法がクローズアップされたこともあり、学会の中でも見直しが始まっています。藁でもつかむ思いのがんの患者さんたちに、副作用の少ない〝がん免疫療法″は、とても期待されています。

 1月14日、広島県主催の第4回発達障碍児研修会があり出席しました。本年度最後の研修会ですが、発達支援のためには、コーディネーターの役割がとても大切だと体感しました。

 1月15日、全国でも珍しく、広島で唯一の公的でない、私的な発達支援センター「ひゅ~るぽん」の運営理事会がありました。乳幼児から高校生までの様々な発達支援を行っていますが、私立でもあり、経営状態はあまりよくありません。職員の皆さんがボランティアに近いかたちで、働いていることに頭が下がります。

 発達支援を必要な子ども達が、近年増えていますけれども、そのための環境の整備、地域のコミュニティーの立て直しが必要だと実感します。

2018.01.18. 11時
桑原医院 桑原正彦


第113報のPDFは、こちらから