小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告(第95報)

2017.06.01
8.20広島八木災害報告(第95報)

 8.20災害の被災地に初夏の香りがしてきました。〝どくだみ草″の白い端正な花が群がって生えています。

 新学期が始まり、小学校も幼稚園も保育所、特別支援学校でも春の健康診断が始まりました。気になることが一つあります。子ども達の爪が汚れていて、長くて、爪の下に黒いごみがたまっている子が多いのです。さらに、耳垢の多い子、耳後部に垢のついている子が目立ちます。前髪が長くて、いつも上瞼にかかっている子も多くいます。清潔の習慣ができていない子供たちが多くみられます。誰が教えたら良いのでしょうか?

 被災地の小学校、幼稚園では児童数が、災害後減少してきています。他の地域と比較してはいませんが、隣近所の子供たちが遠くへ引っ越したとか、被災地から避難した子どもたちが戻ってこないとか色々な事情があります。

 昨年から学校、幼稚園の健康診断に運動器のチェックをするようになりました。片足で立てない子、かかとをつけてしゃがめない子、両手をまっすぐ上にあげて耳につかない子、脊柱が曲がっている子などが指摘されます。

 園や学校の教育の中で、これらの弱点を改善する取り組みが必要と感じます。

2017.06.01. 午前10時
桑原医院 桑原正彦


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