医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告（第94報）

　5月20日、21日と東京にいました。30度近くのとても暑い日でした。　

　5月20日、東京一橋、如水会館でNPO「丸山ワクチンとがんを考える会」がありました。300名近くのがん患者、家族が集まっていました。
　京大名誉教授和田洋巳氏の「がんは代謝疾患である！？」がんの本質とは？、という有益な講演がありました。丸山ワクチンががんに有効かどうかの議論は40年来続いています。近年、副作用の少ない免疫療法が、がんに対して特に有効であるという意見も多くあります。当然丸山ワクチンは抗ガン剤ではありません。がんになった患者さんの免疫力を高めるための薬です。早く医療保険適用になることを希望します。

　5月21日、日本小児科医会の小児救急医療委員会がありました。＃8000（小児救急電話相談事業）のデーター解析をするための話し合いでした。現在＃8000は、47都道府県で年間85万件以上利用されています。このビッグデーターを利用して、直接地域の小児保健や小児医療に役立てることはとても大切なことです。
　午後から、新国立美術館のムシャ展を鑑賞しました。ムシャは16世紀のチェコスロバキアの人たちの苦しみを題材にして素晴らしい絵を描いた人です。感動しました。

　8.20災害から3年近く経ちました。完成した砂防ダムの下に、道幅16mの水路を含む多角的道路を作る予定です。その為の道路予定地に住んでいる人たちの引っ越しが始まりました。更に、地域の人たちのつながりが薄くなってきます。