小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告(第83報)

2017.02.02
8.20広島八木災害報告(第83報)

 1月27日、安佐医師会の先哲、富士川游先生の書物を中心に読書会を開いて勉強しています。既に10年近くになるのですが、安佐医師会・富士川游顕彰委員会の主催です。最近は、講師の狩野充徳広大名誉教授を中心に、一般の人も含めて約15名の会員が熱心に勉強しています。
 1月28日、広島医史学研究会が広島大学医学部の霞キャンパスでありました。年に1回の開催なのですが、今回は富士川家から出た〝張り合わせ屏風″の解読をした演題が注目を浴びました。富士川游の有名な著書、「日本医学史」の「序文」を書いた当時の有名人の手紙、例えば石黒忠悳、森林太郎、呉秀三などの手紙が張り合わされてある屏風です。
 1月29日の日曜日、第49回若年者心疾患・生活習慣病対策協議会総会が岡山で開催されました。その中で、倉敷中央病院からの特別公演がありました。過去3年間で、倉敷地方で51例のAED使用例がありました。すべて、15歳以下の症例で、死亡例はありません、という驚くべき報告です。
 1月31日、安佐南区川内にある(NPO)コミュニティーリーダー「ひゅ~るぽん」の運営委員会がありました。全国でも稀な、広島で唯一の私立の児童発達支援センターです。私立だけにその運営に柔軟性がありますが、予算面の苦しさが話題の中心となりました。行政が、障害をもった子供たちへの支援の枠をもっと広げていただきたいと思います。

2017.02.02 午前11時
桑原医院 桑原正彦


第83報のPDFは、こちらから