医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告（第58報）

　2月25日、広島市北部の桐陽台にある広島北特別支援学校の学校保健委員会がありました。広島県の北部と広島市安佐北区・安佐南区の障害を持った子供たちの勉強する学校です。中国山地の山間部にあり、とても環境が良いのですが、雪が残ってとても冷たい風が吹きます。学校の環境は、予算の関係もあって、施設的にはあまり良くありません。廊下が暗くて、もう少し明るい校舎にして頂きたいと思います。
　2月27日、桑原医院を休診にして、日本医師会で開催される「乳幼児母子保健研修会」に出席しました。塩崎恭久厚生労働大臣の「三本の矢」の話を聞きました。第1の矢は「強い経済」、第2の矢は「夢を紡ぐ子育て支援」、第3の矢は「安心につながる社会保障」、とくに第2の矢については、特殊合計出生率を1.8にするための努力と予算付けを考えているという話でした。そのためには、保育所の待機児童解消、保育人材の確保、不妊治療への助成、子どもの貧困対策、児童虐待防止対策などの施策のほかに、子育て世代包括支援センターの全国展開をするという話が、ありました。私たちが国会にお願いしている「成育基本法」の内容と合致するものでもありますが、その対応について具体的に、子どものためになる施策にしてもらいたいと思います。
　3月2日水曜日、被災地では、夜は極めて寒く0度以下になりますが、昼は10度～15度前後で、もう春がそこまで来ています。白梅がそろそろ満開になってきました。その中で、安佐准看護学院の卒業式がありました。今年は47名の20歳から45歳までの男女の看護師の卵が卒業していきました。それぞれの道で、それぞれの活躍をしていただくことを願うばかりです。