医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告（第54報）

　本格的な冬が到来して、被災地も夜間は厳しい寒さです。しかし、朝晩の霜は降りますが、雪はまだ見ることができません。
　１月８日、（NPO法人）ひゅ～るぽんの運営員会がありました。この施設は、障害を持った子供たちの療育をする広島市内唯一の民間施設です。保育士、心理療法士、保健師、言語治療士などのスタッフをそろえた、本格的な療育施設ですが、民間経営のために、経営が苦しくて社会福祉法人になるかどうかという議論をしました。社会福祉法人になった時の、いろいろな行政的な縛りが、ひゅ～るぽんの運営方針に合わなくなってくるのではないかと、危惧されての今回の協議です。結局、一年見送ることになりました。
　１月１１日、最も被害の大きかった八木３丁目の上楽地地区の〝新年互礼″会がありました。この地区では、１２名の犠牲者が出たのですけども、その追悼も込めた新年の集まりでした。
　同じ１月１１日、（社団法人）広島県医師会が交通の便のよい、広島市内の二葉の里に新築移転いたしました。アクセスは新幹線北口から歩いて３分という最高の場所です。同時に「高度放射線治療センター」を併設しました。平成７年から９年にかけて、小生も参画に策定した当時の「広島県がんセンター構想」がやっと実現したことになります。県内は勿論、中国四国のがん患者さんには、福音となるでしょう。