小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告(第50報)

2015.12.10
8.20広島八木災害報告(第50報)

 寒くなってきました。
 11月30日、「消防団を中核とした地域防災力充実強化大会in広島2015」が開催されました。西日本から消防団の関係者が集まって、広島国際会議場は、定員1500名ですが、立ち見席が出るほどの盛会でした。私は、「災害時の地域医療」というテーマで15分ほど講演をしました。地域に密着した、地域の顔見知りの人達で構成する消防団組織は、災害時には、大変心強い存在です。もっと、十分な訓練と十分な待遇をしてあげて、地域の安全・安心を保つ必要があります。
 今回の8.20災害の時にも、全国から支援チームが来る前から活躍をしておられました。地域の一人暮らしの人たちを救出したり、安否情報を確かめたり、さらに消防団の災害時の活躍を期待したいと思います。そのためには消防団の強力な組織づくりと連携が必要です。
 11月29日には、梅林小学校で、「土砂災害警戒区域等の指定にかかる説明会」がありました。「土砂災害防止法」の概要の説明があり、「土砂災害特別警戒区域」と「土砂災害警戒区域」との区別の説明がありました。現段階では、被災地の中の、急傾斜地区で46箇所、土石流危険地域で38箇所の指定がなされております。これらの地域に対する、具体的な内容は今からです。例えば、土地売買等の適性化、固定資産税の減価措置などです。
 土砂崩れのおきた私の自宅の裏山は、ボランティアの皆様の力で、桜の木を植えていただきました。さらに、急傾斜地には芝桜を植えていただきました。これで、土砂の大量流入が減少することを期待します。
 ボランティアの皆さんに感謝します。

2015.12.10 午前11時
桑原医院 桑原正彦

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