小児科・内科 桑原医院

広島市安佐南区の小児科・内科 地域のホームドクター「桑原医院」

医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告(第35報)

2015.06.18
8.20広島八木災害報告(第35報)

 6月13日と14日、大分県別府市で「第26回日本小児科医会総会フォーラム」が開催されました。その時のポスターセッションで、「8.20災害広島における多職種連携について」と題したポスターを発表しました。当日は1000名以上の参加者があり、ポスターを見ていただいた人たちから、いろいろな感想を聞かせていただきました。例えば、①D-MATが稼働する前の初期医療が必要であること②ボランティアの活動の円滑な連携が必要であること③いただく支援物資にその場に応じた品物が必要であること④PTSDの子ども達の対応が今も続いており、数は少ないけれども小児科医として重要であることなどなどが議論されました。全国の皆さんからの多くのご意見を頂いて大変参考になりました。今後のいろいろな災害事例の対応の参考とさせていただきます。
 広島も梅雨の時期に入りました。ここ4、5日連日かなりの雨が降ります。被災地の、従来あった水路はほとんど使われなくなりました。阿武山に降った雨水は従来の水路を通らないで、一直線に裸の森や竹藪、畑、民家の庭を通り過ぎて、八木用水に入っていきます。その度に「避難警報準備令」が発令されています。
 当院においでになる被災者との雑談の中で、「こりゃ、当分帰れんわい!」ということです。

2015.06.18 午前10時
桑原医院 桑原正彦

第35報のPDFは、こちらから