医院からのお知らせ

8.20広島八木災害報告（第9報）

　秋も深くなりました。「8.20災害」がなければ山は黄色や赤く色づいて紅葉がきれいな景色です。しかし今年は阿武山の中腹からいく筋ものなだれの痕跡がむき出しになっていて赤茶けた色がまるで大蛇が山頂から降りてきたような光景です。
　避難所は、まだ避難者が残っているところが2、3箇所あります。そこに住んでいる人たちは数が少なくなり、それぞれのかかりつけ医に通っています。
　自宅の周辺は未だに警察隊の捜索が続いていて2ｍ以上の瓦礫の山は取り除くことができません。この冬に間に合うことは不可能と思われますが、自宅の建物部分については、ボランティアの皆さんが懸命に土砂を片付けて掃除をしていただいております。ありがたいことです。
毎週水曜日の「こどものこころ相談支援室」は順調に稼動しております。相談にこられる方は1日1、2名ですが、いずれも深刻な相談です。
　今後ともご支援をよろしくお願いいたします。